彼女VS彼

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「ん、いいんじゃね?姉ちゃんに任す」  青年は紙にザッと目を通すと適当な口調でそう言った。 「きちんと確認して下さい。それに社内で、姉ちゃんって呼び方はやめて下さい。社長」  にっこり微笑むと、鈴華は青年に再び紙を渡した。 「ちぇ。めんどくせー。これでいいと思います。秘・書・殿」  ふてくされた態度でそう言うと、鈴次はiPhoneの画面に視線を落とした。
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