イカれた転校生

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そんなことを、言われて何故我慢が出来るかが不思議だ。 「じゃぁ、聞くけど、なんで雨が降ってるのに傘もささずに登校してきたわけ?」 「それは……」 ここではじめて、橘が言葉を濁らした。 「それは、なんだよ」 「それは…… こんな雨の日に傘をさすのは抵抗感があったからだ!!ドヤッ」 あぁ、神様… どうか、このどうしようもないイカれた少女を僕の前から、いや、地球上から消してください…。 「何がドヤッだよ!!」 「ふふふっ、こういう時に使うのだぞ、少年よ(笑)」 ここで確定した。 クラス全員の頭の中にインプットした。 橘凜は、イカれた少女だと言うことを…。
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