不幸な任務

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 テオはクラスメイトの目を避けるために適当に時間を過ごし、学園長室に向かった。  そしてようやく学園長室の前についた頃には20分程経っていた。 (広いな……)  それもそのはず、この学園は大陸中から優秀な者が集まってきている。集まるからにはそれ相応の規模・設備が整っているはずだ。そのため学園の敷地面積は小さな町一つ分くらいに相当するらしい。 (本当に何の用事なんだ?)  疑いの気持ちを捨てきれないまま学園長室の扉をノックする。  コンコン。 「……失礼します」 「入りなさい」 中の指示に従い、扉を開けて中に入った。
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