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「いや、だって母さんまだ余り『聖華学園』内で保護者間のコミュニティとか入れてないんだろ?」
「入れてるわよ! 小泉さんの所のお母さんとは翔太が知らないだけで仲良いんだから! 今日は知らない人が多いと言うか知らない人しかいないから!」
「分かったよ、分かった。何か分からないけど俺が悪かった」
必死で弁解してくる佐和子に翔太は苦笑する。
「それじゃあ、お言葉に甘えてその辺ぶらぶらしてくるから」
「ええどうぞ」と椅子から立ち上がる翔太に佐和子は腕と足を汲みつつ不敵な笑みを浮かべて言う。
「見てなさい、翔太が帰って来る頃には友達一杯のリア充状態に私はなっているから」
「そうか。余り期待はしないでおくな」
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