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しばらくして、俺の意識が戻り始めていたその時。
「起きなさい、柊秋雨「ヒイラギアキサ」さん」
暗い空間に何も見えない場所で俺は名前を呼ばれた。
「…だっ…誰だ!?」
俺が声を張り上げて暗い空間の中で辺りを見渡し、叫んだ。
するとクスッとくすみ笑をした後。
「予想通りの反応ですね、自己紹介がまたでしたね、神王セラです…んーあたがたの世界では創世神と言った所ですか。」
まぁどちらでも変わりませんけどね、と言ってまた鼻で笑う神王セラ。
はたから考えたらそんな状況あり得ないが…俺の状況からすると、それを嫌でも信じさせられる
無重力で何もない空間
何故それがわかるかと言うと、俺自身が宇宙にいる感覚といっ感じか?…
「さて、貴方には異世界に転生してもらいます。」
「……はぁ!?」
「もちろんこのまま行ってしまいますと、魔物八つ裂きにされるので、いろいろいじった身体であちらの世界を楽しんでください」
「はぁ!?ちょっ!?ちょちょちょっと待って、なんの目的で?」
「…んー…とくにありません」
語尾に星がつきそうな声で、そう言った後…俺の意識は飛んだ。
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