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そして、大会終了から1時間後に吉中強化委員長が代表を発表した。 「まずは、100㎏超級、無差別級の代表は全日本選手権後に発表します。」 と、前置きし、続けた。 「60㎏級、徳山尚典。 66㎏級、立村宏成。 73㎏級、和宮塔五。 81㎏級、河合一司。 90㎏級、立村佳和。 100㎏級、広田制道。 以上です。」 100㎏級の代表で報道陣がざわついた。 吉中は、それは予測できた。 代表を決める会議で、100㎏級が一番時間を割いたからだ。 報道陣が手を上げた瞬間、吉中がそれを制止するように手を前に出した。 「今から代表選考について説明します。」
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