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「どなた?」
声には聞き覚えがなかった。
<貴方のファンです。一度、貴方とゲームをしたいと思いましてね>
「ゲーム?」
<アイドルの明智凛呼はご存知かな?>
「知っているよ。歌手でしょ?それがどうしたっていうの?」
<二日以内に彼女を暗殺する。>
「あのさぁ、誰だか知らないけどイタズラならやめとけばぁ? 一応あたしは警官だよ」
コーヒーを飲みながら毒づく。
<私が本気である証明に今から証拠を見せます>
そういうと電話が切れてしまった。
「どうかしたんですか?」
若い男、林原真樹夫は聞いてくる。
「なんかぁ、アイドル暗殺するとかなんとか。とりあえず本気っていうことを・・・」
渚が言いかけた瞬間だった。
スターバックスの駐車場に止められていた乗用車が、轟音を上げて爆発し炎上してしまったのだった。
それを見て渚は驚いてしまった。
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