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「黙れ馬鹿共。あと伏見、ホストって言うな」
「だってどう見ても佑久ちゃんホストじゃないですかー♪」
うはっ、藤原先生また言われてるよ(クスクス)
「うるさい、てかちゃん付けするな。ゴホン…お前らがもう知ってる通り、今日は転入生が来てる。柚木、入ってこい」
『はい』
そう言って、俺は教室のドアを開けた
俺が教室に入った瞬間の…
キャァァァァァァァァ!!
やべー当たりだ!!
カッコイイ…
抱かせろ~!!
抱いて~!!
イケメン滅べ~!!
奇声は先生の倍以上だった
つーか俺はイケメンじゃねー!!平凡だってーの!!※実物はカッコイイですが本人の自覚なし
「だから黙れ!」
「「「「…………」」」」
「よし柚木、自己紹介しろ」
『…柚木拓海。外見ばっか気にする奴は大嫌いです。仲良くしてくれてもいいし、してくれなくてもいい。てなわけでよろしく』
手短に自己紹介を済ませ、俺は指定された机まで移動した
椅子に座ると、前の席にいた男が後ろを振り返ってきた
「柚木くん、でいいんだよね?」
『はい?えっと…?』
「あっ僕、安藤春樹。今日からよろしく!!」
『おう、よろしくな。俺の事は好きによんでくれ』
「じゃあ拓海って呼ぶな!俺の事も好きによんでいいから!」
『ん、じゃあ春樹で』
春樹はそれはもう嬉しそうに言うもんだから、なんだか俺も嬉しくなって笑った
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