いーち

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  春樹としばらく話していると…誰かが後ろから抱き着いてきた 「柚木くぅーん♪」 ボフッ 『ん?』 「はーちゃんとばっかりじゃなくて俺とも話そうよ~」 「伏見くん…はーちゃんは止めてっていったのに…」 「えぇー?はーちゃんって呼び方可愛くなぁい?」 「…はぁ…」 抱き着いてきたのは、ホスト…じゃなくて藤原先生を弄っていた伏見くんだった っていうか、春樹の事をはーちゃんって… 「ねぇねぇ柚木くん、キミのことをたっちゃんってよんでいーい?」 『はぁ?!』 「拓海だからたっちゃん。どう?」 『嫌だ!!』 「えぇ~?なんで~いいじゃーん」 『嫌なものは嫌だ!』 たっちゃんって呼び方、なんか嫌だ!俺は某野球マンガに出てくる双子の弟じゃねぇ!!甲子園には連れていけねーぞ!?← 「ふふーん。もう決めたもーん、たっちゃんって呼ぶからよろしくねぇ♪」 『やめれっ!』 「拓海、諦めろ…伏見くんは一度決めたらずっと貫き通すから…」 「たっちゃ~ん♪」 『………』 なんだこのチャラ男は! なんか姉貴よりタチが悪い気がする… 春樹に聞いたが、こいつは入学当初からこの調子らしく、真面目な奴らからは煙たがられてるそうだ。しかも一年のくせに生徒会役員の親衛隊隊長らしい。うわーめんどくせぇ… あ、ちなみにこいつの名前は伏見孝太郎というそうだ。  
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