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「たっちゃんはさ~、生徒会の人と会った~?」
『…おう、会ったよ副会長サンと』
「へぇ副会長様かぁ~…」
『…そういえば俺、変な笑顔だって指摘したら気に入られたんだよな~…』
「「はぁ?!」」
いいいいきなり声をあげるな二人とも!耳元で叫ばれたらうるさくてかなわん!
でもまぁ、やっぱりびっくりするよな…
「ちょっとそれやばくない?!っていうか何で言っちゃうの!」
『だって、気になったんだからしょうがないじゃん。あんな寂しそうな笑顔見せられたら…』
「…」
「寂しそう?」
『おう。目は笑ってはいるんだけど、なんか、そのオーラっていうの?あれがすごい寂しそうに感じて…』
これは正直な気持ちだ。そのオーラを出させてる原因は、はっきりしてるんだけどな…
それを伏見くんが分かってるようには、思えないんだけどな…
「…たっちゃんは面白いこと言うね~。っていうか、そう素直に言える子はこの学園にはいないから、逆に新鮮かも~」
『…』
「まぁ俺は副会長に興味はないからいいんだけどね~」
「そういう問題じゃないと思うけど…」
『はは…』
「まぁいいや~。たっちゃんが会長様に興味持たなきゃいい話だし~」
『俺はもともと生徒会連中に興味ないし。関わる気全くなし。まぁ言いたいことははっきり言っちまうかもな(苦笑)』
うん、俺自身に生徒会に興味はさらっさらない。姉貴の命令がなきゃ…
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