いーち

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  回想 あれは、僕がリビングでテレビを見ている時だった 「たーくぅーん♪」 『…ん?なに?』 妙にニコニコした…というか、なんかを企んでるような表情を見せながら変態姉貴こと柚木睦弥(ユズキムツミ)が話しかけてきた この時僕はテレビから視線を外して姉貴を見たことを後悔した 「明日からここに通ってねぇ~♪」 と、見せられた一枚の紙 そこには… 転入手続き完了のお知らせとパンフレットでした 『ちょっ、ちょっと待てぇ!!これなにどういうことだよ!転入って…はぁ!?』 「たーくん落ち着いて?これにはふかぁぁぁぁい事情があるのよ…」 『ふかぁぁぁぁい、事情…?』 そういうと、姉貴が(・ω・`)みたいな顔して下を向くから、すごく重大な話かと思って真剣に耳を傾けた僕が馬鹿だった 「そう…それは…」 『…それは…?』 「それは…… お姉ちゃんの書いてる小説のネタが切れたから、そこ行ってネタ掴んできてほしいの!!そしてそれを月一…いや、週一に報告してちょうだい!!」 『……………』  
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