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「もしも【瑠夏ちゃんから電話かけてきてくれるなんて嬉しいよ!!最近会いに来てくれないから拗ねて職務放棄しちゃうところだったんだからね?分かってるの?!】…大きい声ださないでよ~そんなに死にたいの?」
【瑠夏ちゃんに殺されるなら本望だよ!】
「はぁ…」
ちょっと、電話越しでも聞こえるってどれだけ声でかいんだ!?
っていうか、このチャラ男は瑠夏って言うんだ…
「…うん、そういうことだからよろしくねぇ~」
ピッ
『あのー…いまのは…』
「あー、聞こえちゃったよね~?電話の相手は理事長だよー。んで、俺は理事長の息子なんだよねー。あっ、これナイショだからね?誰にも言っちゃダメだよ~?」
『あぁ…だからですか。わかりました、誰にも言わないです。』
「そう?ありがとう~。あっ、俺の名前は新藤瑠夏、よろしくねぇ~」
『あ、はい。俺は柚木拓海です。』
フニャッと微笑むチャラ男、もとい新藤瑠夏に自己紹介を済ませると、そこで別れ俺は理事長のところに向かった
「…転入生は王道っぽくないっと…でも…これから楽しくなりそうだ♪どんなフラグ立てたか…wktkするぜ…!!」
そう瑠夏(呼び捨て許可済み)が呟いていたことを、俺は知らない
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