自殺日和
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私は屋上を囲む柵をまたぎ、屋上と空の境目に歩みよった。 下を見ると黄土色の校庭が見える。こんな色にまでコバルトが染みついて、嫌になる。 いいんだ、私が私を黄土色に叩きつけた時、私からあふれ出た真紅がコバルトを逃がし、黄土色に新しい染みを作るのだから。 まあ私がその染みを見れるとは思わないけれども。
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