0人が本棚に入れています
本棚に追加
-Hside-
時和高校…ここか。
やっとみんなに会える。
元気かな…。
明るくていつも元気な皆のトラブルメーカーの雅。
女の子っぽくて天然な皆の癒し系の類。
少しヤンチャで荒っぽい皆のヒーローの光。
クールでしっかりものな皆のお母さんの将希。
僕のこと覚えてるかな…?
覚えててほしいな。
僕は皆とお揃いのお守りを軽く握った。
よし、きっと大丈夫。
そうして僕は 時和高校の中へ入った。
―――――――――――
教室
中に入らなくても騒がしいのがわかる。
えーと…先生に呼ばれたら入ればいいんだよね…。
「東、入れ。」
「はい。」ガラガラガラ
…そんなに注目しないで。
恐いです。
「東、自己紹介。」
「えーと、東 愛斗です。その…よ、よろしくお願いします!」
全然、自己紹介になってねぇぇぇし!!
ど、どうしよう…
「東の席は…」
あ、いいんですか。
さっきの自己紹介で。
「山橋の隣だ。」
「え、俺っすか!?」
「そこしか空いてないからな。」
「よっしゃ!転校生と仲良く慣れるチャーンス♪」
『(笑)』
テンション高いな…。
でも、いい人そう。
ちょっと安心…かな。
僕は山橋くんの隣に座った。
「俺、山橋 燎太!気軽に燎太って呼んで。」
「うん、これからよろしく、燎太。僕のことは好きに呼んで。」
「じゃ、愛斗って呼ぶわ!よろしく。」
よし、仲良くなれそうだ…。
よかったー。
,
最初のコメントを投稿しよう!