魔王の冒険~勇者の城~

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「速いな~」 「だろ? ほらあれだぜっ 勇者のいる街 【ビギンズシティ】だ」 「かなりの距離だったな このスピードで一時間くらいかかったんじゃねーか?」 ズザザザザザザザ! 「ん?なんで、止まった?」 「ここより向こうにいくと 人間が俺に攻撃してくるからな ここからは歩いてくれ」 「なるほどね お前が死ぬと困る」 (まだ使えそうだし こいつ) 「そ、そうか?// 照れるじゃねーか... まぁ、頑張って勇者殺して来いよ!」 「あぁ じゃーなデッド」 「じゃあな~!!」 ____________ __________ ________ ______ ____ ___ __ 「いかつい壁...」 街の前まで来ると、何かから街を守る かなり高い塀のようなものがあった 50メートルほどある 「よく作ったもんだ お、あれが入り口かな?」 目の前には鉄製の門のようなものがあった 「お、なんか兵っぽいのがいるなぁ やっと人か....」 「おい!貴様止まれ!」 「何者だ!どこから来た!」 いかつい兵士は声をはる (うるせぇ...) 「俺は人間だ 砂漠から来た 中に入れろ」 嫌悪感丸出しで答える 「は!?貴様嘘をつくな! この辺りにはデザートシーベッドがでるんだぞ! たった一人で、しかもそんな格好で生きて抜けれるものか!」 「知らねーよ できたんだよ... あんたらはなに? 仕事?こんなところで?」 「あぁそうだ、この入り口を警護している」 「この門は頑丈で 明け閉めが大変だから基本開いている だから我々が立っているのだ!」 「あー、最前線で危険を省みず警護に当たっているのか! すばらしいな! こんな暑い所で ホントお疲れ様」 笑顔(作り笑い)で全力でねぎらう 「いや、まあな それが俺らの仕事だからな」 少し照れる門番A 「こういうのはしたっぱの仕事だからなぁ」 少し悲しそうに呟く門番B 「それは勘違いだ! こんな危険な仕事はそれなりに腕も人柄も信頼できるやつじゃなきゃ頼めない! だいいち最前線でモンスターと戦うならかなりの腕前が必要なんだろ? 尊敬するよ!」
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