魔王の冒険~勇者の城~

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『お次は、ランクじゃな まぁ察しはつくと思うがの 所属ギルドにはランクがある それがメンバーズカードに載るんじゃ』 「その、ランクはどういったものなんだ?」 『ランクはE~A、S、Zまであっての そのランクが高ければ危険度の高い【ギルドクエスト】が受けられる ギルドクエストがどんなものかは見当がつくじゃろ?』 「あぁ、 たぶんな...」 『因みに勇者はZ この世界唯一のZじゃ つまりは世界最強となる』 (魔王倒したんだし当たり前か...) 『城に入るためにはそれなりの地 位が必要 ランクは高い方がいいぞ?』 「なるほどな ランクはどう決まる?」 『ギルドで、昇級試験のようなものがある 自分のなりたいランクの試験を受ける EランクのものがZの試験を受けることも可能ということじゃ そんな事例は今までないがの』 「無謀だもんな、普通は」 『お主ならいけるじゃろ 魔王なんじゃし』 (こいつ、鳥のくせして表情豊かだな) 神は笑っている 恭弥はがっつり無表情なのだが 「つまりは俺はこのあとギルドに行って登録して 試験うけなきゃなんねーのか」 『まぁそうなるのぉ がんばじゃ』 「他人事だな お前にも手伝ってもらうぞ?」 『なに!?そうなのか!? なぜ私が!』 「当たり前だろ この世界に来て数時間しかたってないんだよ、俺は お前見た目鳥なんだから連れてても大丈夫だろ」 『神使いが荒いのぉ...』
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