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「あぁ....
だるかった...
てめぇ、急に黙りやがって
あーいうことは先に言えよな...」
『フフッお主の猫かぶり、なかなかに面白かったがのぉ
だいいち私は見てのとおり鳥じゃ
喋らん方が自然じゃろ』
正論だがとても楽しそうに言うので恭弥の神経を逆撫でする
「チッ
すっかり遅くなっちまった...」
彼らはあのあとインフォメーションターミナルの係員に見つかり
入ってはいけない場所になぜ入っていたのだと怪しまれ
しばらく尋問されていた
『ギルドは基本的に24時間やっとるが
登録は午前中に登録しなきゃならん
ギルド関係は明日じゃな』
インフォメーションターミナルは大きな時計がついている
いわゆる時計台だ
「...7時か
微妙な時間だな」
この世界でも時間の単位は同じである
「今夜は、どうやって乗り切るかな
腹も減ってきたが」
『宿屋にでも行けばよかろう』
「俺が金を持ってるわけねーだろ?
宿屋なんか入れない」
『さてさて
どうするかのぉ....』
「しょうがねぇな...」
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「だろ?マジやべえっしょ
なんてったってゲルバタフライ倒したんだぜ?
次のギルド試験は飛び級だな!」
「どーせ群れからはぐれた一匹とかだろ?
ゲルバタフライなんてまともにやりあったら数が多すぎて俺らじゃ手も足もでねぇ」
「ばれたか
でも、まぁ一応倒したからな
元々月垂草取りに行っただけだったが
臨時収入だぜ
マジラッキー」
ドンッ!
二人の間を無理矢理通る影
「いって!てめぇ待てコラッ!」
「おいおい、人にぶつかって謝りもしねぇのかな?」
「す、すいません!
いそ、急いでいたものですからっ」
ぶつかった男はわたわたと頭を下げた
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