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「勇者....勇者ねぇ
...なんで?」
『まぁ、そうなるよね
順をおって説明するから
あたしは神様で、たくさん世界を作ってるわけ
そして、そのたくさんの世界を一人で管理してる
でも、当然一人じゃ見落とす部分もある
だからあたしは自分の分身を作り
それらに世界の管理を手伝って貰おうと考えた
あたしの分身は、その世界の人びとの【信仰心】で動くのね
だから、人びとのなかにほんの少しでも信仰心があれば分身は活動できる
少しづつでも人は数が多いから』
「理解はしたが、それと勇者殺しがつながらない」
『まぁ、最後まで聞きなさいな
その勇者がいるのはいわゆる【剣と魔法の世界】なわけ
そこでは、魔物がいて、それを統べる魔王がいて
そして、それを倒す勇者御一行がいて
ちょうど君が死ぬ一時間くらい前に魔王を倒したのね
そこまではよかったんだけど...』
「なにがあったんだ?」
『勇者は世界中の人々の英雄となった
美しい姫との結婚
国王の座
名声と信頼
富と力
彼は全てをてにいれた
そんななか勇者は言ったのよ....』
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