終わりは始まり

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「なんで魔王の力なんだ? 神様なんだから神の力を渡せばいいだろ」 『は?なにいってんの? そんなことしたらあたしが力使えなくなるじゃん』 「え? .....そういうもんなの?」 『そういうもんだよ 世界の創造の時に、その世界の生き物の力の基準値を決めるのね そして、そこからダメになったり すごくなったりはその生き物のがんばりしだい 生き物が死んだときにその力が丸々別の生き物に転生するから 天才とバカが生まれるの』 「なるほどね.... 自分の前世が頑張ったかどうかで来世がきまるっつーわけか 世の中が不平等なはずだ」 『そーいうこと まぁ、死んで来世に力が持ち越しっていっても 赤ん坊からだから力は弱くなるんだけどね ただ、君には特別にこないだ殺された魔王の力をまるまんま授けようってわけ♪』 「なるほどね... 勇者に負けた魔王の力も使いようでは勝てる力だと」 『まぁそゆことだから しゃらっと行って、しゃらっと殺して来て』 「軽いな、おい」 『君は黒谷恭弥、17歳のまま転生することになるから まぁ、あとはてきとーに殺って あ、そうそうあたしの名前は 【アイナス】 あたし、忙しくてここ出れないから 会いたかったら頭の中であたしを呼んでね♪』 「...了解だ」 『じゃあ、いってら~』 ここで、俺の意識は途切れた....
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