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「ま、いいですけど…朝比奈先生に送られでもしたら次の日噂がすごいことになりそうですもんねー」
「その噂を利用しているのはあなたでしょう」
「う…」
イヤミのつもりで言ってのにそれすらも華麗にかわされる。
ほんと、よく分からない先生だ。
「はやく帰りなさい。ほんとに暗くなりますよ。」
「はーい…」
こんな遅くなったのは朝比奈先生のスパルタのせいでしょーっなんて言えない自分がかなしいよ、まったく。
「ただいまー」
「おい、乃亜」
家について一息つく間もなく低い声が耳に響く。
「…お兄ちゃんなに」
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