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「つか、乃亜なにやってたんだよ」
「な、何って…補習だよ補習」
はあーとため息をつくお兄ちゃん。
「またアイツかよ、乃亜もめんどくさいやつに絡まれたなー…」
お兄ちゃんは私と8歳も離れていて、その職業は教師。
しかも配属先は私の学校だ。
しかもしかも、お兄ちゃんと朝比奈先生は大学のころからの知り合いらしい。
ほんと世間って狭いもんだ。
「お兄ちゃんからもなんか言ってよー。朝比奈先生こわい！」
「いや、お前の成績ならあいつに任せた方がいい。」
「ひどっ」
ぷうっと膨れてみても、可愛くないの一言であしらわれる。
お前、いくつだよって、そこまで年じゃないっつーの。
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