Lesson1 カモフラージュ

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「た、竹崎さん!俺と付き合ってください!」 5月。 木々も緑に色ずいてきてとても過ごしやすい季節になった。 風がそよそよとなびく心地よい空気の中で初対面の男の子からの告白。 …好意を寄せてくれるのは素直に嬉しい。 だけど、…私のどこを好きだというのか。 話したこともないのに。 「ありがとう、でも、ごめんなさい。私、好きな人いるから。」 少し苦笑いを浮かべながら目の前の男子に告げる。
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