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俺の意識今、闇の中にある。
カッコいい言い方をしたが要は気を失って寝ています。
「zzzzz」
「皆夢、起きて」
「zzzzz」
「皆夢、起きて。
大事な事なので2回言ってみた」
「zzzzz」
「ていっ!」
!?今頬叩かれた気がした。
「んっ・・・zzzz」
「あ、あのアリム先輩、無理に起こさなくても大丈夫ですよ・・・?」
「もう2時間も寝てるから大丈夫。それに皆夢が寝てるせいで中沢さん、授業に集中出来ないんでしょう?」
「い、いえ。それは私が悪い訳ですから・・・」
「そんな暗い顔しない。皆夢は人助けが趣味だから中沢さんは気にしなくても良いのよ?」
「でももし柳君が私を庇ったせいで大怪我とかしてたら、私・・・!」
「ふふっ、皆夢に限ってそれは無いわ~」
「で、でもこうして気を失ってますし、あの時の音も結構大きかったです・・・」
「大丈夫大丈夫、皆夢は無駄に頑丈だから。ほら起きなさい」
頬を二回叩かれた気がした。
「うぅ・・・zzz」
「とうとう、この技を使う時がきたのね」
何だろう、寝ているにも関わらずとても嫌な予感がしてきた。
「あ、あのアリム先輩。何をするつ――」
「ひ~~ぷっどろーーーぷ!!!」
「ごはっっっ!!??」
腹に猛烈な衝撃が襲った為、瞬時に俺の意識は覚醒する。
目が覚めるとベットに寝ていた。どうやらここは保健室のようだ。
腹の上を見ると、俺の腹には金髪でロングヘアーの幼女が座っている。
「おい・・・」
「あっ、おはよう皆夢!」
何事もなかったかのように無垢な笑顔で言ってくる。
「おはようじゃねーよ。はよ退けよ」
「私のお尻の感触を堪能出来るんだから良いじゃない。あ、それとも太腿で挟んだ方が良かった?」
「社会的に抹殺されそうな、誤解を招く絵図になりそうだからやめろ」
そして自分の体形を鏡でよく見てから言え、金髪幼女。
貴様の尻の感触など無に等しい!
何故なら尻が軽いから(物理的に)
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