ぷろろ~ぐ

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「あー、腹減った」 食堂に来た俺は日替わり定食とラーメンを頼み席に座る。 「お勤めご苦労様です!」 そう言って義人2缶ある缶コーヒーの1つを俺の横に置く。 「ああ、席確保助かる。あとコーヒーもありがとな」 「100円な」 「いつも通りつけで」 「了解」 そう言って義人は食事中の定食に再び食べ始める。 安城 義人(アンジョウ ヨシト) 俺と同学年で俺の唯一の親友。 髪色は薄金髪でオールバック。一見チャらい見た目だ気の利いた良い奴である。 俺が超能力が使える事を知っている1人である。 因みに俺が超能力を使える事を知ってるのは義人を含む2人しかいない。 「で、今回は何したんだ?」 「財布落とした女子生徒に財布届けた」 「その女子生徒、運が良いな」 「逆だ、財布を落としたんだから運が悪いだろ」 「そうだったな」 軽く笑っている義人を横目に俺は昼飯の定食を食べ始める。 超能力が使えるようになってから俺は大漢食、まあ大食いになった。 地味に食費がかさむのにも困っている。 「相変わらず良く食うな」 「これぐらい食べないと持たないからな」 定食を食べ終わり、ラーメンに手を付ける。 「食うのも早いな」 「普通だろ」 ラーメンを食べ終わり、貰った缶コーヒーを飲む。 「いや普通じゃないだろ」と言う義人のツッコミを流しながらコーヒーも胃袋に流し込む。 「皆夢は午後あら何か授業入ってる?因みに俺は休講」 「選2の社会系が入ってる」 「何だ、休みなら俺も手伝ってやろうと思ったのに」 「基本見てるだけのクセに何を言う」 何度か一緒に超能力を使った人助けをした事があるが、超能力なんて使える訳ではない為義人は基本見てるだけ。 「でも俺が一緒に居るだけで心強いだろ?」 「大して変わらん。部室に行ってアリムのご機嫌取ってくれる方が助かる」 「了解。皆夢が来るまでアリムちゃんの世話は俺がしておくよ」 「死ぬなよ」 「もしもの時はザ○リクでも唱えてくれよ」 「いや、使えないけど」 どうでもいいけど蘇生魔法がリアルであったり、使える人が居たとすると結構怖いよね。 「じゃあな、部室でまた会おう」 「遅れたらフォローよろしく」 俺と義人は席を立ちあがり、俺は次の授業の教室へ、義人は部室に向かって足を進める。 部活についての詳しい話は後程ね。
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