正夢枕

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安い枕を買って、お釣りは別の事に使おう。 私の変な悪知恵が働きました。 「それじゃ、行ってきまーす。」 そう言って玄関を出ると、辺りは少し暗くなってはいましたが、空は雲一つない晴天でした。 透き通るような空や、清々しいほどの風は、私を変えてくれるようで。 透明な私に、色を浸けてくれるような感覚。 この気持ち、言葉で表したいのですが出てきません。 もっと勉強すれば、表現できたのかなと後悔します。 でもまあ、私は基本馬鹿なので仕方ありません。 中学の頃は赤点を取りすぎて、クラスでは[赤点製造機]というアダ名が付きました。 マジウザいです。
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