計画、そして・・・

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計画、そして・・・

 家から出て歩くこと約5分、目的地であるコンビニについた。  靴がびしょびしょで足の先まで冷え切ってしまっているが、今はそれどころではない。  コンビニに入る前に、秋斗は携帯で時間を見る。 「9時42分、少し誤差はあるが問題無いだろう」  なぜこの時間、この天候を選んだか。  まず天候。    第一に、目撃者を極力防ぐこと。  晴れ、雨、曇り、この三つに天気を縛り、調べた結果、天気が雨であったときにコンビニに訪れる客がもっとも少ない、そこに激しさをを足せばより客足が滞るだろう。  この記録的豪雨の中、コンビニへ行く物好きな高校生は恐らく…いない。  仮に一般の人に見られるのは心苦しいが流せる、だが。  それが同級生だと… 「おい、あいつ昨日コンビニでエロ本買ってたぞ」  などと話のネタにされることは免れず、最悪の場合は女の子からえげつない視線を浴び、この話の拡散がクラス中で始まる。  それを防ぐため、こんな豪雨の中はるばるここに来たわけだ。  
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