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母とケリをつけた所で、私が学校を辞めた理由を説明しよう。
私は、小さい時から英才教育でピアノをさせられてた。
もちろん無理矢理。
正月、盆の休みもなく、ひたすらピアノばっかやってた。
大っ嫌いだったのに。
一時期は、鍵盤を見るだけで吐き気がした。
爪が割れて出血しても、腱鞘炎になろうとも休ませてもらえない。
「私の夢を叶えてちょうだい」
これが母の口ぐせ。
母はピアニストと言う果たせなかった自分の夢を、私に押し付けて来た。
そんな母が大嫌いだった。
何度、殺意が芽生えた事か。
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