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「何も感じなくなってしまうってやっぱり寂しいものなの?だって今まで当たり前にあった感覚がなくなるわけでしょう?」
「正直、少し寂しい気もしますけど、波動の影響を受けずに済むのは楽なので、どっちもどっちかなって感じですね」
笑顔でそう告げたまりあに、
「それなら良かったわ」
と桐華も笑みを見せた。
「それでは、そろそろマネージャーが迎えに来る時間なので、用意しますね。行って来ます」
まりあは紅茶をグイッと飲み干して、立ち上がった。
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