20863人が本棚に入れています
本棚に追加
/722ページ
「へえ、そうなんだ」
と、りおは漏らした後、改めて可愛を見て「わぁ」と声を上げた。
「本当だ、菅野君のお母さんって、すごくカワイイ雰囲気の人だね」
そう言うりおに、三枝と美咲はプッと笑った。
「りお、あの人は菅野君のお母さんじゃないの」
「えっ?じゃあ、齢の離れたお姉さん?」
「って、俺と同じこと言ってるな」
「どういうこと?」
りおが小首を傾げる中、可愛は「はい、どうぞ」と皆の前で足を止めて、テーブルにケーキを並べた。
最初のコメントを投稿しよう!