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「お邪魔してまーす」
「うわあ、ケーキ美味しそう」
と声を上げた皆に、可愛はニッコリ笑った。
「たくさん焼いたから、遠慮なく食べてね」
皆が「ありがとうございまーす」と声を揃える中、可愛は初めて見るりおを見て、ニコリと微笑んだ。
「あっ、はじめましてよね。こんにちは。菅野可愛です」
そう言った可愛に、りおは慌てて頭を下げた。
「は、はじめまして、クラスメートの野々山りおです」
「りおさん、孫がいつもお世話になっています」
優しい笑みを湛えてそう言った可愛に、りおは「え」と動きを止めた。
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