第7話 『求 愛』

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――― ――――― ―――――――― 「告白しちゃえばいいのに」 菅野邸からの帰り道、突然そう言い出したりおに、美咲は仰天して顔を上げた。 「な、なんのこと?」 「菅野君のこと、好きなんでしょう?」 りおは悪びれもせずにそう言って美咲を見た。 「な、何を根拠にそんなっ」 真っ赤になって目を丸くする美咲に、『分かりやすいなぁ』と、りおはクスクス笑った。
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