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「仕方ないわよね。もう一ヶ月くらい会えていないのよね?」
「はい」
ショーやプロモーション活動に追われて、なかなか休みが取れず、会えないまま一ヶ月が経過していた。
シュンと俯くまりあに、桐華はクスリと笑った。
「でも、もう少しで会えるじゃない。雄太も楽しみにしているんでしょうね」
その言葉に、まりあは急に明るい顔を見せて、にんまりと笑った。
「いえ、実は休みが取れたことナイショにしてるんですよ。驚かそうと思って」
桐華は、へぇ、と頷きながら紅茶を口に運んだ。
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