第1話 『神の子』

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「仕方ないわよね。もう一ヶ月くらい会えていないのよね?」 「はい」 ショーやプロモーション活動に追われて、なかなか休みが取れず、会えないまま一ヶ月が経過していた。 シュンと俯くまりあに、桐華はクスリと笑った。 「でも、もう少しで会えるじゃない。雄太も楽しみにしているんでしょうね」 その言葉に、まりあは急に明るい顔を見せて、にんまりと笑った。 「いえ、実は休みが取れたことナイショにしてるんですよ。驚かそうと思って」 桐華は、へぇ、と頷きながら紅茶を口に運んだ。
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