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「つまり、変身前が今の姿で変身後が最初に会った姿というわけ、これでわかるだろ?」
…もしかして第二変身があるなら第三変身もあるのか?
やばい、自分からフラグ建てた気がする。
「そうだったのだな…ではまだ変身する可能性もあるというわけだ。」
「そうかそうか、つまり君は自らフラグを建てるフラグ建築士だったのか、このばか野郎。」
俺が声に出すのを躊躇ったのが無駄になったよこんちきしょお。
「第三変身なんて表現は新しいけど、もうその変身も終わりましてよ。」
「・・・どこが変わったかさっぱりわからん、最初に会った時とほとんど変わってないじゃん。」
変わったとしたら化粧したのかって思うくらいしか変わってません。
「私はこの姿になって、やっとスキルを発動する事ができますの・・・この意味がわかるかしら?」
「魅了のスキルだっけ?なんでも自分の虜にしてしまうってやつ。」
「だが、問題はもうといたのだから我らの勝ちのはずだが。」
「まだ貴方達は偽りを見抜いただけ、私を倒してようやく破った事になるの。」
「なるほど、ゴーゴンは自分を魅力的だと思う奴を石に変える力を持つらしいし・・・おそろしいスキルだな。」
「これで私の勝ちは決まりですの。さぁジョーカー、今日から貴方も私の奴隷になるのよ!」
そして蛇女の目が紅く輝き、その光を俺に浴びせるが・・・。
「・・・なんも起きないんだけど。」
「何故よ!!今までの人間は全て石に出来たのに、貴方だけが石にならないのよ!」
「そう言われても、俺にはさっぱりわからん。」
「老若男女関係なく、私を見ると興奮して石になるの・・・なのに貴方はならない!」
「あぁ、なんで石にならないかわかったわ。そりゃ石になるわけねぇはずだ。」
だって俺・・・足フェチだもん。
蛇女が綺麗なのは本当だし、あのフルシエルが引っかかるのも頷けるけど。
俺にとって重要な腰から下の部分がヘビの尻尾だったら興奮も何もないもん。
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