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翌朝、起きたら飲んでないのに二日酔いの朝のような
頭も、身体も、なんか重かった。
シャワーを浴びて携帯を見ると
翔大からメールが来ていた。
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おはよ。
なんか昨晩、吉永から連絡あったけど
お前がなんか変だって
===
聡美?
翔大に連絡したんだ。
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お前の変な様子って
あまり想像できないけど
今度また飲もうぜ。
おれ、3月8日まで出張でいないけど
帰ってきたら連絡するわ。
東京土産、なにがいい?
よくわからんけど元気だせや。
またな。
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これ読んだら少し楽になった。
バカ翔大のくせに気を使うなって。
でも、なんかお腹に重苦しいものが残っている感じ。
私も年度末へ向けて仕事が忙しかった。
とりあえず仕事用の顔くらいは作れる。
そして同僚と飲んだり、後輩と食事に行ったりしてるうちに
いつもの日常を過ごせるようになった。
もともとバカ翔大と私の間には何があったわけじゃない。
そう割り切ろうとしていた3月最初の土曜日、翔大から電話があった。
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