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呪われた席ね……。
あそこしか席が無いようなら仕方ない。
俺はなんでそんな席しか無いんだという文句を胸にしまい担任に言った。
「俺! ゆ、幽霊とかそういうの全然見えないので大丈夫です!」
とは言ったもののどうしようか。
目の前の少女を見ながら考える。
そのまま座るなんて出来ないしな……
「夜来君、気持ちはわかるがそろそろ座って」
席の前で立ち尽くす俺に先生が言う。
俺は咄嗟に少女を自分の膝に乗せて座る。
「お兄ちゃん、誰?」
少し舌ったらずの声で膝に乗せた少女は言う。
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