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「後ろにいるのは友達?」
その人の後ろには無表情で佇む男の姿がある。
「は? 後ろ……?」
もちろん俺は後ろの人にも挨拶をするわけだ。
いや、だって友達にだけ挨拶して一緒にいる人は無視なんてあまりにも失礼だろ?
「冗談だろ……? 俺の後ろに人なんていないぞ……」
だから俺は友達のこの一言で気付くんだ、その人が幽霊だということに。
そこから友達が俺から離れていくのに時間はかからなかった。
もちろんみんながみんな後ろに幽霊がいたって訳じゃない。
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