夏川梨菜

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それから隣同士だからか話すことが多くなった。 数日後には梨菜が会社のマドンナ的存在になっていて、朝は必ず男女問わず囲まれている。 だから俺は梨菜が来るまで待っている。 話しているときは睨まれるよ。 でも、わざと気付かないふり。 なんか怖いし...。 「翔さんって何歳ですか?」 ちなみに梨菜は俺のことを翔さんと呼ぶ。 俺は下の名前で呼んでいる。 俺は別に呼び捨てでいいんだけど 先輩だから翔さんがいいって。 「何歳に見える?」 「...よんじゅう...ろく」 「え....」 「嘘です。2歳くらいですか?」 「若すぎっ!スーパー赤ちゃんだな!」 梨菜は短期間で俺の弄り方がわかったらしい。 「ツッコミ微妙~」 ケラケラ笑ってる目の前の君。 俺、落ち込みやすいタイプだから 結構落ち込む...。 友達にはヘタレだって言われたことあるけど...。 今まで付き合った人数2人。 やっぱりヘタレなのか、キスはあまりしなかった。 嫌がられたらこっちも嫌だし。 これ完全にヘタレの感想?
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