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頭の中で自分で自分を勇気付けていると……
「……で?お前は?」
「え………?」
「くれねぇの?さっきから俺、期待してんだけど」
き……たい…?
「期待……してくれていたの…?」
「……んなもん、当たり前だろ…。
誰だって、好きな奴からは貰いたいって思うんだからよ…。
ましてや…お前は俺の彼女なんだし…余計期待しちまうに決まってんだろ……」
神威君は顔を真っ赤にしながらそう言った。
そっか…。神威君はバレンタインには興味ないのかって…浮かれているのは私だけかなって思ったけど…全然そんなことなかったんだ。
「ふ…ふふっ…!」
「……何笑ってやがんだよ……」
「だって、神威君がそう言ってくれるのが嬉しくて…!」
私はずっと持ち歩いていた手さげ袋からチョコレートの箱を取り出して……
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