5人が本棚に入れています
本棚に追加
どんなに強いチームでも、終了間際の数分には気の緩みもでてくる。
ピッチを見渡し、穂高とその間にいる敵と味方の位置を確認する。
審判の合図とともにボールを蹴り出すが、やはり相手のプレッシャーが半端ない。
俺らもしかしたら、ここが限界かと、弱気な考えがふと頭をよぎる。
が、その考えはすぐに打ち消す事ができた。
俺は限界かもしれないけど穂高は違う。
そう、俺は、パスを出しさえすればいい。あいつなら、必ずボールをゴールに蹴り込む。
最初のコメントを投稿しよう!