希望

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「はぁ~今日もまた負けたー」 パチンコ屋の前に立ち、ため息をつく俺の名前は橘 啓太(たちばな けいた)だ。 さっきまで、約一時間近くパチンコをしていたが見事に負けたのだ。 「何かこう一攫千金手に入れれないかなー」 そんなことはないと思いながらも人間っていうものは考えてしまう生き物だ。 ましてや、俺みたいに高校卒業して大学にも行かず就職したにも関わらず、上司が気に食わないという理由で辞めてしまったやつは特にこういう夢を考えてしまう…… 「さて、もう六時だしバイトでもいくかな」 今はバイトをして生活費を稼いでいるのだ。 まぁ、バイトした金はほとんどパチンコや、競馬みたいなギャンブルに使い果たしてるんだがな。 そんなことを考えながら俺はバイト先であるコンビニに向かい歩き始めた。 バイト先は今いたパチンコ屋から約30分ぐらい歩いた場所にある。
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