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気性難のフルコースを演じたオグリヒーロー。
普通ならこのままズルズル後退するところだが、彼はそこからさらにギアを上げ、追いすがる後続を5馬身突き放してゴールした。
大きく出遅れ、絶望的なレース展開からの圧勝に、誰もがオグリヒーローの強さを認めないわけにはいかなかった。
その後は落ち着きを取り戻したのか、東京新聞杯、弥生賞、スプリングステークスと楽勝を続けた。
オグリヒーローに最も迫ったのは、弥生賞での前年の最優秀2歳牡馬カウボーイハット。
優等生的なレース運びで先に抜け出して手綱を緩めていたオグリヒーローに、カウボーイハットが2馬身半まで迫ったのが最小着差だった。
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