セーフティリード

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翌年の初戦に選ばれたスプリングSでは、久々のレースに少々入れ込み折り合いを欠いたが、かかり気味に飛ばすセーフティリードに誰も追い付けず、終わってみれば大差の圧勝だった。 圧巻のパフォーマンスを見せた後で臨む大舞台、クラシックの第一関門皐月賞。 当然ここでも圧倒的な人気を集め、単勝1.4倍の1番人気に。 スタートで若干つまずいたものの、すぐさま立て直しいつもの指定席へ。 相討ち覚悟で潰しにかかる馬も数頭いたが、そのどれもが3コーナーまでに返り討ちにあい、むしろセーフティリードには遅過ぎるペースだったようで、残り600Mからかかり気味にさらにペースを上げる。 セーフティリードの猛烈なスピードに誰も追い付けず、坂を上り切った所で手綱を緩める余裕の勝利だった。 上がり3ハロンのタイムは34秒6。 そしてセーフティリードは無敗のままダービーに向かう。
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