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今までピンチらしいピンチも無く圧勝を続けてきたセーフティリードは、ダービーでも堂々の1番人気。
ただ、この2戦見せたかかりグセが2400Mでどうかと懸念され、単勝オッズは2.2倍に留まった。
が、終わってみれば7馬身差の圧勝。
タイムはこの時期の3歳馬としては破格の2.22.9。
好スタートから一気に先頭に立ち、後は他馬など眼中に無いようなレースぶり。
何馬身も後方の馬でさえ息をつく暇も無いようなペースで引っ張り、スタミナの不安などどこ吹く風。
父譲りのタフネスで過酷なスパルタ調教に耐え抜いたセーフティリードは、ずば抜けた根性と心肺能力を獲得していた。
こうして同世代に敵のいなくなったセーフティリードは、3歳馬としては初の宝塚記念制覇に挑む事になる。
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