僕と君

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出会った季節は、 風がちょっぴり冷たい 僕たちの心をざわつかせる春だった。 name…北村 晴也 ずっと憧れを抱いていた 高校に入学。 それだけでワクワクしてた。 そして、僕は恋をする。 長くて栗色の綺麗な髪 スラッとした体型 何よりも笑顔が素敵 そんな女の子だった。 これが…『一目惚れ』ってやつ? だけど… 彼女が笑った後に見せる 少し寂しそうな顔が目に入る。 すごく気になる。 僕の気のせいか? 「晴也! お前と俺一緒のクラスだぜ? やったな!」 「まぢか! よろしくな。」 中学生の頃からの親友。 name…市崎 隼人 隼人には、確か彼女が… 「隼人!」 「香織!」 やっぱり…同じ高校になったんだ。 「心!これが私の彼氏!」 「まぢ?お似合いだね、香織」 あ… そう、【心】と呼ばれる女の子は 僕が恋をしてしまった相手だった。 彼女は、気づいていないだろう。
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