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俺こと小畑 針谷[オバタ ハリヤ]は目の前の状況に困惑していた……
のもほんの数秒で
(おk、把握)
既に彼はこの状況を理解した
(まぁこいつなら仕方ないよなー)
そう思いながら魔方陣の中に吸い込まれてる友人(イケry)を見下ろした
何故こんな状況になってしまったのかと言うとほんの数十分前に遡る
―数十分前―
針谷は何時ものように帰りの仕度をしていた
するとそこに友人(イry)こと天童 龍一[テンドウ リュウイチ]が話かけてきた
「はーりや!!一緒に帰ろう(^^)人(^^)」
「いつも一緒に帰ってる女どもはどうしたよ」
天童は少し首を傾げ話を始めた
「なんかねーみんな部活とか委員会とか家の用事で忙しいんだってー」
少し間延びしながら話す天童にクラスに残っていた数名の女子が顔を赤らめた
ここで1つ伝えて置きたいことがある
天童はイケメンである
もう一度言おう
天童はイケメンである!!
取り乱したようだ…
話を戻そう
「一人で帰れよめんどくせぇ」
そう針谷が言うと
「良いじゃん!!なかなか二人っきりで帰れるの無いんだし!」
そう言って天童は顔を赤らめた
(え?何?こいつマジうぜぇー顔を赤らめんなよ気持ちわりぃゴメンそういうのマジ無理だわーつかお前と帰んのだけでも疲れるんだよ!つかこれフラグやん!絶対異世界行きの片道切符やん!!)
なんて事を考えていると気付いたら校門付近に針谷は立っていた
「はっ!?何で俺此所にいんの!?」
すると隣から
「俺のー話を聞いて無かったーみたいだし引っ張って来たんだー」
その言葉を聞いてふと何気無しに手を見ると
「なっ!てめぇ手ぇ話せ!!」
天童と手を繋いでいましたしかも恋人繋ぎで…
「えー…」
「えー…じゃねぇよ!!早く離せ!!周りの奴等に見られてるだろうが!!」
少ししょげながら天童は渋々手を離した
そうここまではまだ良かったのだ
ここまでは…
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