はじめに。

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雅子houseには大きなテレビがある。 もちろんブラウン管の三流メーカー品だが、 雅子の宝物といっても過言ではなかった。 そして、雅子は自慢のテレビで次郎にゲームをしようと持ちかけた。 次郎は食い気味で白鶴まるのCMを脳裏に焼きつけるほどのOKサインを雅子に送った。 雅子「勝者は栄光を手にするが、同時に追われる立場になり不安を手にする。敗者は絶望、喪失感、挫折を味わい失うものを無くし勝者に復讐の思いを募らせる」 雅子はドヤ顔で話すとニンテンドー64の007ゴールデンアイを始めた。 ナイスソフトチョイスである。 次郎「ピストルと針金ハンガーの扱いで俺の右にでるものはいない」 次郎はいきり立ってコントローラーを握った。
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