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「なんか嫌われてる!?」
俺の言葉に反応した金髪は衝撃の表情を浮かべ慌てながら俺にこう告げた
「長い間生きてきたけど、即死レベルのダメージを負いながらも、姉が責任を感じる前に自分の所為じゃないんだと説得できる人は始めてみたよ」
「…………は?」
今度は俺が驚く番だ
俺が即死? 確かにトラックに轢かれたけど俺は押し倒されてたからそんなに重傷は
「あ、間違えないでね?
轢かれたのは君じゃない
君はもう一人の持っていた包丁に心臓を殺られたのさ」
つまり…
黒男が轢かれた衝撃で包丁を手放す
舞い上がった包丁の下には俺がいて、たまたま不運にも包丁が俺の心臓を貫いた、ってことか…
「……じゃあ俺って死んでんの…」
「そうなるね」
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