始まりの朝

5/11
前へ
/40ページ
次へ
「ルズさ~ん~トルバドー・ルズさ~ん。 目が覚めたんですか~。」 俺の名を呼んだのはこの協会を受け持つ司祭様のシスターをしているラルだ。 「あぁ…なかなかここの暮らしにも慣れてきたかな。」 「それは良かったです。 司祭様が呼んでいましたので顔を洗い終えたら教会室に降りてきて下さいね。」 「分かった。 今から行くな。」 「はい。」 彼女は先に教会室に向かった。 彼女は俺を拾ってくれた命の恩人で、彼女にはとても感謝しているし、司祭様にもここに置いて貰ってるしここの人達は皆、心が暖かいのだ。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加