始まりの朝

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俺は早速布団から出て全部端と端を綺麗に合わせて直した。 そのまま俺は洗面台に行き顔を慣れた手つきで洗いそのまま教会室へと向かった。 教会室にはすでに司祭様とシスターラルが私の到着を待っていた。 「遅いですよ~。 ルズまさか二度寝でもしてましたぁ。」 「すまないラル。 少し準備に手間取ってな。」 「‥それではルズさんも来たところですし、始めたいと思います。」 黙っていた司祭様が口を開いた。 その司祭様の一言一言に凄い重みを感じた。 「司祭様‥よろしくお願いします。」 シスターラルもそれに合わせて耳を傾けていた。 「これまでに様々な神教の話をしてきましたが、 我々人類のいあば祖先に当たる人物の話をします。 その人物の名はノアと言います。 女が増えその息子も生まれたました。 エロヒムの子たちが息子の魅力に惹かれ、選んだものを自分の夫としたのです。 ヤハウェが言った「私のルーアハは長く人の中にはとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。彼女の歳は120年だろう。」またその頃もその後もネフィリムが生まれました。 彼女らは昔の勇士、有名人でありました。彼女らの邪悪な行いによって地は暴虐で満ちていました。ノアの父はレメクでありました。 ヤハウェは地上に増え始めた人々が悪を行っているのを見ました。 そこで天使アルスヤラルユルを呼び、大洪水で地上の全てが滅びるが「ヤハウェに従う無垢な人」であったノアとその家族のみは生き延びさせるよう指示するようにいいました。 アルスヤラルユルはノアに箱舟の建設を命じました。 ノアは500歳で息子セム、ハム、ヤペテをもうけました。
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