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「どうでしたか。
少しノアの話をしましたが、そもそもノアは人間でした。
しかし、最後には神に神にしてもらえると言うノアの勇姿に私は感動しています。」
「しかし、司祭さんよ~ノアが世界の救世主なのは。良いとして、その後何か飲みすぎて真っ裸って言うのは無いだろう。」
「それはノアの人間らしさをあらわにしているのだと私はおもいますよ。」
「............それはいいが....司祭様....何と言うか....その本をそのまま読むだけってのもな....ありがたい話にも感じない。だいたいよー....」
「司祭様に何をいうのですか!!」
そう言葉が脳裏に響いたとき....俺の右頬に小さく可憐な手がムチのように襲いかかってきた。
その手はルズの頬についた瞬間にクラッカーと同等か、それ以下の音を辺り一面に響かせた。
「いって....なにすんだよ!」
「司祭様を愚弄するからです。貴方はこの司祭様のありがたい話を何と言う無礼な............。」
ラルは怒りのあまりか興奮がおさまらないのか肩で大きく息をしていた。
それに気づいた俺は素直に謝った。
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